確定申告はスマホで ! やり方や添付書類を徹底解説【最新】

毎年2月中旬から3月中旬にかけては、確定申告を受け付ける期間です。申告の手続きは、税務署に書類を提出する方法もありますが、最近では電子申告も推奨されています。電子申告なら、ネットで自宅からでも確定申告ができますからとても便利です。その電子申告ですが、2019年1月からパソコンだけでなくスマホからもできるようになりました。
年々スマホの性能が高くなっていくことで、パソコンを持たない人も増えています。スマホで確定申告ができるようになったことを、喜ぶ人も多いでしょう。ただ、スマホで確定申告をするための具体的なやり方や必要な書類が何かを、知らない人も多いでしょう。今回の記事では、そのことについて詳しく解説します。

スマホで確定申告する時に必要なものとは?

スマートフォン

スマホで確定申告をしたいというとき、必要なものは第一にスマホです。
メーカーや携帯会社は問いませんが、推奨されているOSのバージョンとブラウザでなければ、申告に使うe-Taxソフトが正常に動作しない可能性があります。古い機種だと、推奨された環境からは外れてしまうので、できるだけ新しい機種を用意したほうが良いです。
それから、マイナンバーカードを利用した申告であれば、ICカードの読み取り機能がついている機種でなければいけません。

源泉徴収票

給与所得者がスマホで確定申告をするとならば、源泉徴収票を用意しなければいけません。
必ず原本を用意し、別途で提出が求められないときも5年間は保存しておく必要があります。
指定のデータ形式で作成され、源泉徴収義務者等の電子署名が電子署名がついてればオンラインで提出できます。

領収書、各種控除を受けるための証明書

スマホで確定申告をするときにも、納税額を減らし還付してもらえる医療費控除などの控除を利用できます。
ですから申告内容を証明するために、領収書や控除証明書を用意しましょう。領収書については内容を送信することで、書類を提出するせずに済みますが5年間は保管しておかなければいけません。
2021年よりマイナポータルとe-Taxを行う国税庁の確定申告書等作成コーナーの連携が始めるので、自動的に控除証明書の内容が反映されることもあります。

マイナンバーカード

スマホからの確定申告でマイナンバーカード方式を選んだならば、マイナンバーカードを用意する必要があります。
マイナンバーカードを持っていないときには、ます交付申請から始めなければいけません。
マイナンバーカードは窓口での申請・郵送・スマホやパソコンからの申請・まちなかの証明写真機からの申請ができます。
交付までには不備がなくても1ヶ月はかかりますから、確定申告に間に合うよう準備しなければいけません。

確定申告をスマホからできる範囲・対象者は?

確定申告をスマホからできるのは、給与所得・公的年金・雑所得及び一時所得がある人です。
控除は全ての所得控除が対象となり、税額控除なら政党等寄附金特別控除と災害減免額、その他は予定納税額と繰越損失額の手続きができます。
以前は給与所得だけをもらっている人、つまりサラリーマンだけが対象でしたから範囲がかなり拡大しています。例えば家計を助けるために副業をしているとき、それが雑所得にあてはまるのであれば対象者になります。でも、個人事業主になって事業所得を得ているならばサラリーマンの副業でも対象外になります。


※令和4年より確定申告書等作成コーナーで青色申告決算書・収支内訳書を作成する場合、事業所得と不動産所得もスマホから申告できる対象になりました。

スマホで確定申告するための事前準備

マイナンバーカード方式の場合

マイナンバーカード方式でスマホからの確定申告をするための事前準備で、まずやるべきはマイナンバーカードの入手です。通知カードについてる交付申請書を切り離すか、WEBサイトから書類のデータをダウンロードして印刷したものが使えます。必要事項を入力したら写真を貼り付けて、市区町村の窓口にて申請手続きを行う、あるいは郵送で提出します。
紙の書類を使わないときには、申請用サイトにアクセスし必要事項を入力した上で、自分で撮影した写真を登録して送信をします。スマホで申請をするときには、交付申請書のQRコードから用サイトを表示できます。パソコンからの申請をするときには23桁の申請書IDを入力する項目があるので、間違いがないように注意しなければいけません。
次にマイナンバーカードの読み取りに対応しているスマホの入手ですが、対応する機種は公的個人認証サービスポータルサイトに情報が掲載されています。一覧にある機種を購入すれば大丈夫です。

ID・パスワード方式の場合

ID・パスワード方式でスマホで確定申告をするための事前準備は、最寄りの税務署に出向くことから始めます。税務署職員による本人確認が済めば、その場で「ID・パスワード方式の届け出完了通知」を発行してもらえます。本人確認では、運転免許証などの本人確認書類が必要になるので持参をしましょう。ID・パスワードは一度取得すれば、翌年以降も使えるのであらためて手続きをする必要はありません。

【e-Tax】確定申告をネットで申請するやり方、必要なものを解説

【e-Tax】確定申告をネットで申請するやり方、必要なものを解説

確定申告=税務署に直接行って作業をするものというイメージを持っていませんか?直接提出する方法でも、税務署で書類を作成する方法と、自宅で作った書類を提出するだけの方法があります。そして直接提出する方法以外にも、複数の選択肢が用意されています。自宅で作成した書類を郵送する方法もありますが、最近ではネットから提出できる仕組みもあります。 ネットから申告する方法というのが、e-Taxを利用した方法です。パソコンやスマートフォンを活用することで、自宅にいながら申告できます。税務署まで行く必要がないので、時間がかからず、自分の好きなタイミングで申告ができるというのもポイントの1つです。提出のためにどのような準備が必要か押さえて、時間をかけずに作業ができるようにしましょう。

スマホで確定申告書を作る手順

  • 1.スマホで国税庁の「確定申告書作成コーナー」を開く
  • 2.作成開始ボタンを押し、申告内容に関する質問に答える
  • 3.マイナポータルAPをインストールし、同意して次へ
  • 4.e-Taxログイン画面でマイナンバーカードを読み取る
  • 5.利用者情報を入力・確認し、申告書の提出先税務署を確認
  • 6.入力内容を確認し、次へ
  • 7.源泉徴収票等をもとに所得などを入力
  • 8.各種控除についての情報を入力
  • 9.住民税等に関する事項の入力
  • 10.16歳未満の扶養親族の入力
  • 11.計算結果を確認
  • 12.本人情報等の入力
  • 13.マイナンバーの入力
  • 14.作成した申告書を確認し、e-Taxで送信する

スマホからの確定申告は国税庁の確定申告作成コーナーにアクセスして、質問に答えた後に必要なアプリをインストールします。そしてマイナンバーカードの読み取り、あるいはID・パスワードでログインをして申告書の作成をします。本人情報や必要書類の内容を入力後、間違いなければデータを送信して完了です。

まとめ

現代では必需品になっているスマホがあれば、確定申告の手続きも簡単にできます。電子申告をやりたいと思っていたけど、パソコンを持っていないから諦めていた人もいるでしょうが、ここで紹介した情報を読めばそんなことはないということわかるでしょう。そのやり方ができる人は限られてしますが、対象であればわざわざ税務署に出向く必要はないので、時間と交通費の節約ができます。
ただし、スマホからの確定申告をするためには、機種が対応していなければいけませんし、事前準備としてマイナンバーカード交付あるいはID・パスワードの発行、源泉徴収票・控除証明書も用意する必要があります。いざ確定申告の時期になってから準備を始めると、間に合わないかもしれないのでやるべきことを確認して早めに動き出しましょう。

【監修者】代官山税理士法人 / 代表 大勝 健司

【監修者】代官山税理士法人 / 代表 大勝 健司

会計士試験合格後、監査法人に入社。幅広い事業の監査業務に従事。 その後、売上高数千億の一部上場企業(小売業)にて、企業内会計士として経理業務に従事。税理士として、決算書の作成、法人税申告書、相続税の相談から申告実務全般にも携わる。また社会保険労務士として事業会社において各保険の入退社手続き、役員及び従業員向けの退職金制度導入、就業規則の作成等に至るまでの労務を経験。社会保険の知識にも明るい。ヒトとカネの融合的視点からのアドバイスを可能とする。

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