税務調査の対象になりやすい個人事業主と対策方法3選
税務調査の対象になりやすい個人事業主と対策方法3選について、分かりやすく要点をシンプルにまとめて説明していきます。
そもそも税務調査とは?
そもそも税務調査とは何か、意外とこれを知らない人が多いでしょう。
税務調査は大きく分けて2種類あります。まずは任意調査ですが、これは突然やってくることが多いのですが、日程を変更することが可能です。前もって通知がくることもありますが、このときも日程を変更することは可能です。
もう一つは強制調査と呼ばれるものですが、裁判所の令状を得て強制的に行う調査なので、拒否することはできないです。もし脱税が発覚し、悪質なものと認定されると刑事事件として扱われることもあります。
税務調査の対象になりやすい個人事業主
「個人事業主」は文字通り個人で仕事をしていて、会社に属していない人です。芸能人やインフルエンサーはマネージング契約のみで、会社には所属していないので「個人事業主」という扱いになります。
芸能人やインフルエンサーの収入は天井知らずで、人気があればどこまでも稼ぐことができます。テレビや雑誌、インターネットの露出度が増えて、収入が増えていることが明らかなのにも関わらず、納税金額が少ないと税務調査の対象になりやすいです。もちろん必ず税務調査の対象になるというわけではありませんが、お金や資料の管理はしっかりと行い、税務調査の対策をすることは大切です。
個人事業主の税務調査の対策方法3選
口座を私用と事業に分ける
口座を私用と事業に分けることで、資金の混同を防ぐことが大切です。税務調査のときに、私用の支出が含まれていないことを納得させやすくしておくことが大切です。
領収書やレシートは整理して保管
領収書やレシートは整理して保管しておくと、調査を受けた時に慌てる必要がなくなります。お金の出先が分からないと税務署に余計な疑いをもたれるかもしれません。領収書やレシートをもらったら一つの保管場所にしっかりと保管するようにしましょう。
財布やバッグに入れっぱなしという人が多いですが、紛失してしまったり、間違えて捨ててしまう可能性も高いので、すぐに整理しておくことが大切です。
税理士と顧問契約
対策として、税務調査が入る前から税理士と顧問契約をするという方法があります。税理士は税金の専門家なので、適切な節税方法を指導することもできます。脱税はいけないことですが、節税はOKなのでノウハウを知ることは重要です。また、税務調査が入った時には代理人として同席を依頼することができます。
まとめ
これまでの説明で、税務署の調査対象になりやすい職業や税務調査の対策についてわかったと思います。
自分で管理できない、知識が無いのでよく分からないという場合は税理士と契約して税金に関するサポートをしてもらうことをおすすめします。節税方法も教えてもらえるので、支払った顧問料以上にお金を多く残すことも可能です。
【監修者】代官山税理士法人 / 代表 大勝 健司
会計士試験合格後、監査法人に入社。幅広い事業の監査業務に従事。 その後、売上高数千億の一部上場企業(小売業)にて、企業内会計士として経理業務に従事。税理士として、決算書の作成、法人税申告書、相続税の相談から申告実務全般にも携わる。また社会保険労務士として事業会社において各保険の入退社手続き、役員及び従業員向けの退職金制度導入、就業規則の作成等に至るまでの労務を経験。社会保険の知識にも明るい。ヒトとカネの融合的視点からのアドバイスを可能とする。
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